SE転職マスター

大手SIerから社内SEに転職した私の体験をもとに、転職のコツや社内SEの仕事内容などをご紹介!あなたの思いを全力でサポートします!…私はもともと超ブラックで激務なSIerに勤務していました。しかし、あるきっかけで転職を決意。…試行錯誤して、なんとか転職に成功しました。現在は、超ホワイト企業の社内SEになり、幸せな生活をおくっています。

転職活動の平均的な期間=2,3ヶ月なんてウソ

こんにちは。ブラックSIerから社内SEに転職したポン太です。
 
転職については↓こんな↓記事もあるので、是非参考にしてみてください。

 

 
さて、本題に入りますね。 
今回は、転職活動に必要な期間についてお話しします。
 
ちまたでは、こんなふうに言われています。
転職活動は、一般的に2,3ヶ月程度かかると言われています。
その間は、できるだけ週に1回は面接に行けるようにしましょう。
また、
書類作成や面接準備など、毎日1時間は転職活動に充てられるようにするとよいです。
※大手転職エージェントD社のHPより抜粋
 
こーゆーことが、
フツーに大手転職サイトに書かれてて、ウケます。w
 
まず結論から言うと、
2,3ヶ月なんて、普通の人の転職ではあり得ないと思います。
 
僕の場合は、
転職活動を始めてから内定を得るまで約5ヶ月かかりました。
 
なぜなら、
仕事を続けながら転職活動をすると、
どうしても平日の面接になかなか行けないからです。
 
 

なぜ2,3ヶ月が普通じゃないのか

転職活動の期間を決定付ける圧倒的な要因は、
どれくらい休暇が取れるのか
という問題です。
 
僕の場合、
転職活動開始から内定までは、下記のようなスケジュールで進みました。
 
▼1ヶ月目: 休暇なし
 
2ヶ月目: 休暇2日+深夜勤務明け1日
  • 10社中A社〜E社の5社の書類選考に突破。
  • 一次面接の案内がどばどば来て焦る。
  • A社面接(一次)※第一志望
  • B社面接(一次)
  • C社面接(一次)
  • D社面接(一次)
 
3ヶ月目: 休暇1日+深夜勤務明け1日
  • B社筆記試験+面接(二次)
  • E社面接(一次)
 
4ヶ月目: 休暇2日
  • A社面接(二次)※第一志望
  • B社面接(三次)
  • C社面接(二次)
  • D社面接(二次)
 
5ヶ月目: 休暇1日
  • A社面接(最終)※第一志望
  • A社内定。
 
 
転職活動の面接は、原則平日に行われます。
 
「そうは言っても、ある程度融通きくっしょ!」
と思っていましたが、まったく融通ききませんでした。。。
 
ほぼ全ての面接は、
平日(しかも遅くとも夕方まで)にしかやってくれませんでした。
 
僕の前の職場では、
プロジェクトが大炎上していて、なかなか休暇が取れるような状況ではありませんでした。
 
休みはとれてもせいぜい月に1,2回。
一日に複数社受けたり、深夜勤務明けの昼間を活用しても、5ヶ月かかりました。
 
上で紹介した一般論みたいに、
毎週面接に行けるなら、2,3ヶ月で転職できるかもしれません。
 
でも、
あなたの職場はそんな恵まれた環境でしょうか。
毎週のように有給を取れますか?
 
無理ですよね。
 
 

休暇の予定で転職期間は見積れる

さて、
あなたの転職活動期間をざっと見積もってみましょう。
 
転職活動では、だいたい5社〜10社に応募するのが一般的です。
※というか、これくらいは応募してください。
 なんでも相見積もりが鉄則です。
 転職の納得感を高めるためにも、いろんな企業を受けるべきです。
 
面接日程を調整しながら、
志望度の高い企業を優先して選考を進めていくとします。
 
同時並行で各社の選考を進めていくため、
内定を得るまでには、各社の面接をそれぞれ1,2回ずつは受けていることになります。
 
すると、内定を取るために必要な面接回数はこのようになります。
内定企業の面接3回
+ (5社〜10社 × 1,2回の面接)
=8回〜23回
 
この数字を、
あなたが毎月休める日数で割れば、転職活動の期間がでます。
 
僕の場合は、
受けた面接は11回で、結果的に5ヶ月かかりました。
 
休みは平均で毎月1.5回でしたが、
一日に複数社受けたり、徹夜明けに面接を受けたりと工夫することで転職活動の期間を短縮することができました。
※というよりも、企業側にせかされてなんとか調整したというのが本音。
 個人的には、もう少しゆっくりやりたかった。。
 
 

「平均2,3ヶ月」という情報が無意味な理由 

転職活動が平均で2,3ヶ月なんてあり得ないと思います。
 
でもなぜ、
「2,3ヶ月が目安です」
とか言う人たちがいるのでしょうか。
 
僕は下の2つ理由があると思います。
  1. 統計データの調査対象者がおかしい
  2. 転職エージェントが自分たちの都合のいいようにデータを使用している
 
 

1.統計データの調査対象者がおかしい 

まず、
転職活動の統計データはこのデータがよく使われます。↓
 
この調査結果によると、確かに
「転職希望者が内定を得るまでにかかる期間は2,3ヶ月が一般的」
と言えます。
 
ですが、調査対象の母集団がひどいです。
  1. ハローワーク等の公的期間の紹介で転職 ⇒30%以上
  2. 縁故(知人、友人の紹介)で転職 ⇒20%〜40%
  3. 民間の職業紹介機構を利用 ⇒20%前後  
※p.21の表から抜粋
 
あなたは今後転職エージェントを利用するはずです。
というか、転職活動に成功するためには、転職エージェントを利用すべきです。
すると、あなたが該当するのは、3番です。
 
つまり、
母集団の80%前後は、あなたと全然違う状況で転職した人たちのデータなんです。
※2番の縁故とか、、そりゃ速攻で転職活動終わるわ…!!
 
そもそも、
調査対象者には高卒以下の人や、非正社員の人も混ざってます。
 
  

転職エージェントが自分たちの都合のいいようにデータを使用している 

そして、
このようなデータを使用して、あたかも

短い期間で転職するのが当たり前

みたいな論調で語る人たちがいます。
 
それが、転職斡旋企業たちです。
 
彼らの仕事は、
応募者をどんどん企業に内定させることです。
そうやって、企業からの仲介料をたくさん稼ぎたいわけです。
 
ラーメン屋の回転率と同じような考え方ですね。
ようは、
一度入ってきたお客さんには、さっさとお店を出て欲しいんです。
 
なので、
転職斡旋企業たちは、いいデータを見つけてきて、
「転職活動はだいたい2,3ヶ月と言われてますよ(^ ^)」
とか言ってくるわけです。
 
そんなのウソウソ。
気にしないでください。
 
あなたの満足の行くように、自分のペースで転職活動すればいいんです。
 
 

まとめ 

いかがでしたでしょうか。
 
ここまで、
転職エージェントの良くない所をけっこう包み隠さずに書いてきました。
 
でも、僕が思うに、
やっぱりトータルで考えると、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
 
なぜなら、
転職エージェントを利用することのメリットのほうが大きいからです。
その点については、この記事にまとめました。よかったら、読んでみてください。↓

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
★〜あなたの人生がいい方向に向きますように〜★
 
以上、
ブラックSIerから社内SEに転職したポン太でした。