SE転職マスター

大手SIerから社内SEに転職した私の体験をもとに、転職のコツや社内SEの仕事内容などをご紹介!あなたの思いを全力でサポートします!…私はもともと超ブラックで激務なSIerに勤務していました。しかし、あるきっかけで転職を決意。…試行錯誤して、なんとか転職に成功しました。現在は、超ホワイト企業の社内SEになり、幸せな生活をおくっています。

志望動機をわずか30分で膨らませる方法

こんにちは。ブラックSIerから社内SEに転職したポン太です。
 
今回は、志望動機のネタ探しについてお話しします。
 
転職活動の面接で、100%聞かれる質問といえば、
「志望動機」です。
 
100%聞かれる質問だと知っているなら、準備すればいいだけの話です。
 
しかし「志望動機」が厄介なのは、
事実をそのまま言えない
ということ。
 
 

志望動機は本当のことを言えない

僕の場合、転職の本当の理由は、
「残業毎月120時間から逃げたい」
でした。
 
でも、そんなこと口が滑っても面接で言えません。
そんな応募者に、採用担当者が内定を出すわけありません。
 
あなたもそうだと思いますが、そもそも転職活動というのは、
現状に不満があるから始めるもの
です。
 
あなたも、
現状に不満があるんですよね?
 
そして、
その不満というのは、聞こえの良いものではないケースがほとんどです。
 
「上司がひどい」
「通勤が片道2時間かかる」
「思ってた仕事と違う」
とかね。
 
あなたにとっては切実な悩みかもしれませんが、
採用側にとってはなんの価値もありません。
 
 

面接で話すべき志望動機とは

採用担当者の仕事は、
あなたを採用することのメリット/デメリットを整理すること
です。
 
メリットがデメリットを上回れば採用される。
ただそれだけのことです。
 
そのメリットとデメリットをあぶり出すために、採用担当者はいろいろと質問をしてくるわけです。
 
だから志望動機を話すときも、
あなたを採用することのメリットが伝わるようなことを言うべきです。
 
ただし、まるっきり嘘はいけません。
嘘はバレてしまいますし、ミスマッチの原因にもなります。
 
ミスマッチはあなたにとっても不幸です。
会社での居場所がなくなってしまうので。
 
なので志望動機とは、
あなたが「こんな仕事をしたい」と、少しでも感じるものにしましょう。
 
ここで問題になるのが、
「こんな仕事をしたい」というのを、あなたがそこまで強く思っていないということです。
 
 

ちっちゃい希望を大きくする方法

僕は、仕事が嫌いです。
誰かに命令されて、言うなりに仕事をするなんてイヤです。
 
仕事をするのは、
生きるためにお金が必要だからです。
 
だから、
「趣味に没頭したい」
というのが本音であって、
「〇〇のような仕事をしたい」
なんて、ウソでしかないです。
 
でも、
志望動機を話すときには、自信を持ってこれを語らなければいけません。
 
そのためには、
どんなにささいなことでも良いので、
「強いて言えば、これならやりたいかなぁ…」
と思えることを見つけてください。
 
そして、たいして大きくないその希望を、
あたかも大きな夢を持っているかのように話せればいいんです。
 
大きな夢を持っている人は、情報のアンテナを張っています。
 
本気で夢や目標を達成しようとしてる人ってのは、
「どうやったら勝てるかな」
「どうやったらもっと儲かるかな」
「どうやったらこの子たちを助けられるかな」
って、いつも考えています。
 
人と話したり、本を読んだり。
 
疑似的でもいいので、
あなたもそれと同じことをやればいいんです。
 
では、なにをするか?
 
あなたがSEなら、下の2つの雑誌を今すぐに読んでください。
 
 

志望動機のネタになる

なぜ、日経コンピュータ日経ビジネスを読むべきなのか。
 
それは、
志望動機の話を膨らませるためです。
 
「もっとグローバルに仕事をしたい」
「もっと裁量を持って仕事をしたい」
といった、あなたなりの希望をイメージしながら読むと良いです。
 
すると、
「あぁ、この企業ではこんな仕事をしてるのかぁ」
とか、
「お、この記事に書いてあるような開発をやってみたい」
という風に、知識がどんどん身につきます。
 
その知識をきっかけに、志望動機を膨らませていってください。
 
 

お財布には厳しいけど買おう

 
本屋にあれば立ち読みでもいいんですが、できれば買ってください。
※本屋でもAmazonでもどこでもいいので買ってください。会社の福利厚生で1割引とかで買えるかもしれないので、確認してみてください。僕の会社も奥さんの会社も、福利厚生で1割引で買えます。節税も兼ねて奥さんの給与から天引、1年定期購読をしてます。
 
なぜ買うべきなのか。
それは、面接でアウトプットできなければ意味がないからです。
 
読んでみて、
「ふーん」とか「へぇ〜」で終わらせてしまったら、面接で話すことはできません。
 
僕の場合、
気になった記事は、切り取ってファイリングして持ち歩いていました。
A4のクリアファイルなら100均でゲットできます。
※おれはデジタルに行くぜ!っていう方は、デジタル版を購入して、Evernoteに取り込むとかでもいいですよ〜。
 
んで、面接の直前になったら、ファイリングしておいた記事を復習しておきます。
 
そうやって、
面接の時に志望動機の話に絡めて、身につけた知識を話していました。
 
「僕は、より上流工程で仕事をしたいです。例えば、△△のようなニュースがありましたが、要件定義フェーズはベンダー任せにせず、ほぼ社内SE側がメインで活躍していたそうです。」みたいな。
 
あと面接でたまに、
「最近で気になるニュースはありますか」とかいうキラー質問もあります。
 
これも、雑誌を読んで持ち歩いていれば、余裕で答えられます。
※例えば、当時野村証券があるシステムを完全にクラウドに移行した記事がありました。「スクラッチ開発してしまうと、移行費が半端ないので、今後はクラウドやパッケージの利用を主流にしていかなければならない」みたいな話をした記憶があります。
 
なので、
ちょっとあなたのお財布には厳しいことを言いますが、買ってください。
※ちなみにあなたが買っても、僕には一銭も入りません。
 
 

30分で十分。気になる記事だけ読む

2つの雑誌を読み続けるのは、お財布に厳しいです。
でも、転職活動期間だけと割り切れば大したことありません。
※結局僕は転職が終わってからも、読み続けています。SIerにいた頃は読む必要はそこまでなかったです。(というか激務すぎて読む気力なんて残っていない…)でも、社内SEになると読まないとやってられない。どの製品がいいかな、とか、他社はどんなシステム導入してるんだろう、とか。
 
転職活動中は忙しくなります。
お金は払ったはいいけど、継続して読むのが大変です。
 
そこでオススメしたい読み方を話します。
 
気になる記事以外は読まない。
これがポイントです。
 
僕は、ビンボー症です。
ビュッフェとか行くと、元を取りたいがためにローストビーフばかり食べます。
ポテトフライとか取っている人を見ると、「うわーもったいねー」とか思います。笑
 
なんか、損したくないんです。
車を買わなくなった世代ってやつです。
 
だから、
雑誌だって、買うからには隅々まで読まなきゃいけない気がしちゃうんですね。
 
あなたも、
きっと買ったら1ページずつ最初から読み始めますよ。
※1冊1,000円もするんですよ1,000円!
 
でもね、そーすると継続しては読まなくなりますよ。
ただでさえ忙しいのに、全部読むなんて辛すぎます。
 
さらに言うと、
興味のない記事は絶対記憶に定着しません。
 
なので、
興味のない記事を読むのは、時間のムダです。
 
あなたの目的は「すべての記事を網羅すること」ではありません。
「面接で話せる記事をピックアップすること」です。
 
だから、基本的に流し読みでOKです。
興味ない記事は、どんどん飛ばす。
 
僕の場合、こんな感じです。↓
 
まず、見出しを見る
⇒「はい米国大統領とか興味ない〜パス!
⇒「またクラウドとか言ってるよ興味ない〜パス!
⇒「ウイルス関連の記事とか、もはや恒例のあいさつみたいになってるわ。興味ない〜パス!
⇒「世の中はAIが好きだなぁ…興味ない〜パス!
⇒「お、メルカリの社長がなんか言ってる。これは気になる!」
⇒読む
⇒「ほほう。メルカリって、もはや海外に重心を置いてんのね。これはよかった、ファイリングしておこう」
 
ってな感じでどんどん飛ばしていって、3〜5記事くらいファイリングしてます。
所要時間は1冊わずか30分。
 
表紙にデカデカと「今回のテーマは…」みたいに書かれていて、特集20ページとかあっても、興味が湧かなかったら全部飛ばす!!
 
この勇気がポイントです。
 
 

まとめ

志望動機で嘘はダメです。
あなたが少しでも感じている「やってみたい仕事」を話しましょう。
 
しかし、
あなたの「やってみたい仕事」というのは、そこまで大きな夢ではない可能性が高いです。
なので、そのまま語っても採用担当者に刺さりません。
 
そこで、
下の2つの雑誌を読んで志望動機を膨らませましょう。
というお話でした。
 
ちなみに、
あなたは「やってみたい仕事」の深掘りは出来ていますか?
 
あなたの自己分析をお手伝いするために、ちょっとしたコツをまとめました。よかったら、読んでみてください。↓

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
★〜あなたの人生がいい方向に向きますように〜★
 
以上、
ブラックSIerから社内SEに転職したポン太でした。