SE転職マスター

大手SIerから社内SEに転職した私の体験をもとに、転職のコツや社内SEの仕事内容などをご紹介!あなたの思いを全力でサポートします!…私はもともと超ブラックで激務なSIerに勤務していました。しかし、あるきっかけで転職を決意。…試行錯誤して、なんとか転職に成功しました。現在は、超ホワイト企業の社内SEになり、幸せな生活をおくっています。

社内SEの仕事内容とは

こんにちは。ブラックSIerから社内SEに転職したポン太です。

 

今回は、「社内SEの仕事内容」についてお話しします。

 

僕は以前、SIerに勤務していました。

その後、社内SEに転職して4年間が経ちました。

 

僕が経験してきたことをもとに、

「社内SEって、ぶっちゃけどんな仕事してんのよ?」

といった疑問にお答えしていきたいと思います。

 

 

社内SEの仕事は本当に楽

これはもう、あなたもご存じの通りです。

社内SEになる最大のメリットはこれ。

 

社内SEの仕事は本当に楽です。

毎日だいたい、6時前後には上がれます。

 

僕は元々ブラックSIerにいて、毎月残業120時間でした。

みんな仕事量に押しつぶされそうになりながらも、なんとか耐えて働いていました。

 

それが、

社内SEになったとたん、周りの社員があまりにも”まったり"していて、衝撃を受けました。

 

例えば、仕事中に「耳かき」しているとか。

 

社内SEなりたてのころ、

隣の席の人が耳かきを始めて、僕はビックリしました。

 

「(え、、耳かきしてんだけど…汗)」

 

ありえない。。

前の職場じゃ、そんな余裕はなかった。

 

他にも例をあげたらキリがありません。

 

とある同僚は、

いっつもネットサーフィンしてるし。

 

しかも、

僕とマンツーマンで話してるのに、

PCの画面には「ゲーム攻略サイト」が表示されている。。。

 

「(見えてますけど、なんで平常心なの?)」

 

あとは、

  • スマホをいじってたり、
  • うたた寝してたり、
  • 頻繁に席を外して休憩してたり、、、

 

「(どんだけ暇やねん!)」

 

ありえない。

 

普通のSEだったらありないことが、社内SEの世界では起きています。

 

 

仕事を断れる

なぜ、社内SEの仕事は楽なのか。

 

それは、

仕事を断れるから

です。

 

社内SEにとってのお客様は、社内のユーザーたちです。

 

社内のユーザーは、はっきり言って"甘い"です。

 

SIerや下請け企業のSEが対面しているお客様と違って、社内のユーザーたちは、

「絶対やれ!」

とか、

「必ず〇〇日までに仕上げてくれ!」

みたいな、無理難題を押し付けてきません。

 

彼らには、

「お金を払ってるんだから、これくらいはやってもらわないとねぇ。」

という意識がありません。

 

本当は、

彼らが稼いだお金のなかから、僕たちの給料が払われてるんだけどね。

 

社内のユーザーたちが強く言ってこないので、

むしろ社内SEから強めに言えます。

 

「これは仕様なので、使用方法で回避してください。」

とか、

「他のテーマで空きがないので、来年度着手になりそうです。」

みたいなことを平気で言えます。

 

もちろん、

断るばかりではなく、いざという時は頑張りますけどね。

ただ、ムダに大変な作業は回避できます。

 

正直、

社外向けのお客さんとお付き合いしているSEは、コスパの悪い作業がかなりあります。

 

「念のため、今日中に確認しといてください」

「(え、、そんなことまでやんなきゃダメ…!?)」

みたいな作業です。

 

社内SEなら、そういった作業の調整が効きやすい。

だから、社内SEの仕事は楽なんです。

 

 

1日にやること

では、

具体的な1日の仕事内容をご紹介します。

※あくまで僕の場合です

 

1日の仕事内容は、だいたいこんな感じです。↓

  1. メールチェック ←1日10件くらい
  2. 担当テーマ ←担当テーマは1件あるかないか
  3. ユーザー問い合わせ ←1日3件くらい
  4. 障害対応(あれば)
  5. 打ち合わせ(あれば)

 

 

1.メールチェック

1日に受信するメールは、だいたい10件です。

 

そのうち、

読むべきメールは3件くらいで、返信すべきメールは1件です。

 

SIerにいた頃は、1日1000件受信してました。

夏休み明けとか、1万5千件メール溜まってましたよ。

※実際には、夏休みも家で仕事するけどね。

 

いまは快適。

1日10件とか、目をつぶっててもさばけるわ。

※冗談です。

 

社内SEは仕事量が少ないので、メールの量なんてこんなもんです。

 

 

2.担当テーマ

同時進行で担当するテーマは、MAXで1件です。

担当テーマを抱えている時期と、そうでない時期を交互にくり返しているイメージ。。

 

ざっくり、

1年の半分は担当テーマなし。

残り半分はテーマあり。

 

そんくらいです。

 

担当テーマってのは、例えば、

  • パッケージ製品の導入
  • 社内向けツールの改修
  • 既存基幹システムのバッチ処理追加

みたいな仕事です。

 

どれも、軽い。

唯一重いのは、移行系テーマです。

 

基幹システムのバージョンアップとか、会社の引越しとかね。

 

ただ、

どんなテーマであれ、重ければ重いなりに時間をかけることができます。

 

なので、

結局のところ楽なことには変わりません。

 

 

担当テーマ0件に耐えられますか?

僕にとって、

「担当テーマがない」ってのは、本当に新鮮でした。

 

担当テーマがない時期は、本当にヒマです。

マジでやることがないです。

 

友人とか知人から、

「やることがなくて、つらい」

みたいな話を聞いたことありませんか?

 

贅沢な話ですが、

やることがないと本当につらいですよ。

 

僕の場合、

今は担当"領域"が広がってきたので、担当"テーマ"がなくても、細かい仕事がいろいろあります。

 

それをさばくだけでも、なんとなく仕事した気になれます。

 

でも社内SEになりたての頃は、

担当"領域"もなく、担当"テーマ"もなく、精神的にキツかったです。

 

週次で上司に進捗報告をするのですが、

「(ヤバい、今週なにも報告することがねぇ…!!)」

みたいな。

 

あなたがもし社内SEになりたいなら、

「やることがなくて暇でも大丈夫か」

よく考えてから転職してください。

 

社内SEを辞めていく人たちの転職理由は、

「もっと仕事をしたい」

というものです。

 

そう言って、過去に何人もの同僚が、

SIerに戻ったり、ベンチャーに行ったりしました。

 

社内SEになるからには、

  • 仕事のやりがい
  • キャリア

の2つを捨てる覚悟が必要だと、僕は思います。

 

 

3.ユーザー問い合わせ

ユーザーからの問い合わせは、社内SEにとって、とても重要な仕事です。

ヘルプデスク業務」と呼ばれることもあります。

 

とても重要とは言ったものの、

ユーザーからの問い合わせなんて、1日に3件くらいです。

※かける時間は、1日トータル30分くらい

 

「あれが動かない。」

「これどーやんの?」

「それ改善できない?」

みたいな質問。

 

中には、

「エクセル関数教えて」

とか、

「画面が固まっちゃった…」

みたいな、(クソみたいな)問い合わせも多いです。

 

ユーザーの中には、パソコンが苦手な人もいます。

なので、

こういった初歩的な問い合わせも多いです。

 

ちなみに、

初歩的な質問に、あなたが対応する必要があるかどうかは、

在籍している社内SEの人数によります。

 

僕の企業の場合は、社内SEが10人います。

10人だと、初歩的な質問も少し回ってきてしまいますね。

 

社内SEが何十人もいるような企業の場合は、

初歩的な質問用の専門部隊がいます。

 

なので、

あなたが社内SEを狙うなら、こういった「社内SEの人数」というのも、判断軸に入れてみるといいと思います。

 

人数が多い方が、一見すると

「初歩的な問い合わせを受けなくていい」

と思えます。

 

しかし、

裏を返せば社内SEの人数が多いってことは、

「それだけシステム開発が大変」

ってことですからね。

 

僕の場合は、

「インフラ、アプリ関係なく、いろんなことを任せてもらえる」

と思って、なるべく小さい企業を狙いました。

 

 

4.障害対応(あれば)

僕の会社の場合、

対応に半日以上かかるような障害対応は、月に1回あるかないかくらいです。

※30分くらいで解決するような細かいトラブルは、週に2,3回起きますが。

 

労務が悪化するようなトラブルは、経験したことがありません。

 

というのも、

簡単なトラブルであれば社内SEのみで対応しますが、重いトラブルであれば外部企業に対応をお願いするからです。

 

社内SEは、

システム開発側のSEと違って、担当領域が多岐にわたります。

※いろんな種類のシステムを見ている、という意味です。

 

 

  • 社内イントラネットもやるし、
  • 営業支援システムみたいなのもみるし、
  • ツールも見るし、

 

といった風に、いろんな種類のシステムを広く浅く担当しています。

 

社内SEは、

担当しているすべてのシステムのプロフェッショナルではないので、

システムトラブルの原因解明が難しい場合は、外部企業の支援を得ながら進めていきます。

 

 

5.打ち合わせ(あれば) 

打ち合わせは、

定期的なものを含めても、週に3,4回程度です。

 

SIerにいたころは、朝から晩までびっちり埋まっていました。

9時から21時くらいまでね。

 

上の方でも言いましたが、

そもそも担当テーマが少なすぎるので、メールと同様に打ち合わせもとっても少ないです。 

 

 

まとめ

社内SEの仕事内容はとにかく「まったり」です。

 

その「まったり」感に、

  • 嫌気がさしてしまう人
  • 快適に働ける人

の2つに別れると思います。

 

あなたが社内SEを転生先候補としているならば、

そのへんのことを改めて自問自答してみてほしいです。

 

「社内SEの将来性」について、この記事にまとめました。よかったら、読んでみてください。↓

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

★〜あなたの人生がいい方向に向きますように〜★

 

以上、

ブラックSIerから社内SEに転職したポン太でした。