SE転職マスター

大手SIerから社内SEに転職した私の体験をもとに、転職のコツや社内SEの仕事内容などをご紹介!あなたの思いを全力でサポートします!…私はもともと超ブラックで激務なSIerに勤務していました。しかし、あるきっかけで転職を決意。…試行錯誤して、なんとか転職に成功しました。現在は、超ホワイト企業の社内SEになり、幸せな生活をおくっています。

社内SEに求められるスキル

社内SEに求められるスキル
 
こんにちは。ブラックSIerから社内SEに転職したポン太です。
 
今回は、「社内SEに求められるスキル」についてお話しします。
 
あなたが、社内SEへの転職を検討している場合、
面接でどういったスキルをアピールしていくべきか
が重要です。
 
随所に具体例を盛り込んだので、
ぜひこの記事を最後まで読んで、面接対策の作戦を立ててみてくださいね。
 
 

社内SEに求められるスキルは3つある

僕は、
SierのSE社内SEをそれぞれ4年以上経験してきました。
 
その経験を踏まえて、
「社内SEに求められるスキル」を挙げるとすれば、下記の3つになります。
  1. 作業スキル
  2. 折衝スキル
  3. マネジメントスキル
 
「普通のSE」と「社内SE」を両方経験してわかりましたが、
社内SEに求められるスキルは、普通のSEに求められるスキルとまったく同じです。
 
社内SEが普通のSEと違うのは、
お客さんが「社内のユーザー」
という点だけです。
 
能力を発揮する場面・シチュエーションが変わるだけで、
根本的に必要なノウハウは同じです。
 
僕も転職するときは、
SIerで経験してきたことを活かせるのか、若干不安がありました。
 
でも、
実際には、すべてのスキルをもれなく活かせています。
※業界知識はリセットされちゃったけどね。
 
では、3つのスキルについてお話ししていきます。
 
 

1.作業スキル

まずひとつ目は、「作業スキル」です。
 
作業スキルというのは、例えばこのような作業です。
  • コマンドをたたく(LinuxWindows両方)
  • SQL文使いこなせる(DBはどれでもいい)
  • サーバー構築できる
  • ネットワーク調査できる
  • Excel関数・マクロを使いこなせる
 
作業スキルは、社内SEの土台です。
手が動かせない人はいらない。
 
作業と言っても、いろいろありますが、
大まかに分けると、
①アプリケーション系の作業
②インフラ系の作業
③PC全般(細かい設定とか、Officeとか、ツール実行とか)の作業
があります。
 
③はIT業界で生きてく上ではマスト。
 
①②は会社の規模によって、求められる度合が変わってきます。
 
会社の規模が大きくて、社内SEが多い場合
⇒「分業体制」が整っているので、
アプリやインフラのどちらかに特化したスキルが求められます。
 
社内SEの人数が少ないところ(10人とか)の場合
⇒アプリ、インフラの両方がまんべんなく求められます。
 
僕のいる会社の場合、社内SEは10人弱です。
「さて新しいパッケージでも導入しようか」
といったときに、わざわざ
「アプリは君で、インフラは僕やるね」
とか言ってられません。
 
アプリもインフラも、1人でやりきります。
そして、そのまま担当者になる。
という感じ。
 
「うちは情シス1人しかいないよ」
みたいな会社も、なかにはあるようです。
※これをよく雑誌なんかでは、「1人情シス」と言われています。
 
でも実際には、
社内SEが10人いたって、結局それぞれサブシステムごとに「一人情シス」の状態
なんです。
 
あなたがもし社内SEへの転職を考えている場合は、
「応募する企業の社内SEの人数がどれくらいか」
というのを判断軸に入れることをおすすめします。
 
あなたが、
アプリかインフラの特化型でいきたいなら、大きめの会社に行くべき。
まんべんなく経験したいなら、小さめの会社に行くべきです。
 
僕の場合は、後者を選びました。
 
 

2.折衝スキル

普通のSEと同様に、社内SEにも折衝スキルが求められます。
 
折衝スキルとはなんのことかというと、
主に「仕事を断る力」もしくは、「別の方法を提案をする力」のことです。
 
昨今では、
"システム"はあまりにも身近です。
 
AIの将棋がとっても強いせいか、
ユーザーたちは「システムさえ作ればなんでもできる」という迷信を持ってます。
 
「あれもできたらいいな、これもできたらいいな」
「これ自動でやってくんない?」
「そんなの簡単じゃないの!?」
みたいに、ユーザーの要望はキリがありません。
※「ドラえもん」じゃないんだから。。
 
そのすべてに対して、
すべてユーザーから言われた通りに対応していったら、破綻してしまいます。
 
社内SEも、そんなに人数がいないので。
 
「○○の制約があるため、その改修はできません」
「そのやり方もできなくはないですが、こちらの方法なら2週間かからないと思います」
そもそもやりたいことは、こういうことではないでしょうか」
とか言って、調整していく必要があります。
 
ようは、
「相手を言いくるめる」
ということです。
 
ITスキルをいくら高めても、
どんなに作業スピードを上げたとしても、
折衝スキルがない人(もしくはその部下)は破滅していきます。
 
だから、
1番に挙げた「作業スキル」も大事ですけど、
それを活かすも殺すも、「折衝スキル」次第。
 
社内SEの場合、普通のSEに比べると、
ユーザーが近くにいるため、折衝の頻度は高くなります。
 
「あれやれなーい?これやれなーい?」
って気軽に言ってくるので。
 
まあでも、その代わり、
社内ユーザーの意向は、かなりの確率で調整しやすい。
 
なので、
普通のSEにくらべたら、
求められる折衝スキルのレベルは、かなり低いと思いますけどね。
※なかには厄介な人もいますが。
 
 
 

3.マネジメントスキル

社内SEに必要な、3つ目のスキルは、
「マネジメントスキル」です。
 
平たく言うと、
「期待通りに相手を動かす力」です。
 
例えば、
  • 開発会社側の品質を高めるために、新たな取り組みを依頼する
  • 部下の行動を予測して、先回りして釘を刺しておく
  • 部下がミスしないような仕組みを作る
みたいなスキルです。
 
僕の場合、
前職では、品質が高い(お値段も高い)SIerに勤務していました。

※自分で言うのもあれですが

 
会社全体として品質へのこだわりが強く、
社員はみんな血を吐くような思いで頑張っていました。
 
1日に1000万人以上の日本人が利用するシステムを、保守・運用している部署だったので、「バグ」とか「障害」に対する感度は、かなり高かったです。
 
それが、、、
社内SEになって、びっくりしました。
 
開発ベンダーたちの、開発品質が本当に低いです。
 
「(世の中には、こんなにテキトーに仕事をする人たちがいるんだ…!?)」
と思いました。
 
厳しいこと言うようですが、
社員のレベルが低いし、バグとか障害に対する感度も低い。
 
 
このへんは「安かろう悪かろう」なんだと思います。
 
そういった、安いシステム・安い社員を相手にしたとしても、
なんとかして、必要な作業をやってもらわなければいけないです。
 
あえて悪い言い方をすると、「詰める」ということですね。
※口調はやんわりですけどね。
 
そんな感じで、
開発者たちをコントロールするスキルがとても重要です。
※部下に対しても同様です。
 
 

まとめ

社内SEに必要とされる、下記のスキルを3つについて説明しました。
  1. 作業スキル
  2. 折衝スキル
  3. マネジメントスキル
 
基本的には、普通のSEと変わりません。
 
でも、
それを発揮する場面が若干異なります。
 
あなたが社内SEへの転職活動をする場合、
面接で聞かれるスキルは、この3つですよ。
 
僕も転職するときは、
この3つのスキルを問う質問がほとんどでした。
 
あなたが今までに経験したことを、
これから経験するであろうシチュエーションに変換して説明してあげると良いです。
 
そしたら面接官の人に、
「この人使えそうだな。採用しようかな。」
って思ってもらえます。
 
社内SEの具体的な仕事内容を、よりイメージしてもらえるように、下の記事にまとめました。
よかったら、読んでみてください。↓

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
★〜あなたの人生がいい方向に向きますように〜★
 
以上、
ブラックSIerから社内SEに転職したポン太でした。